中国旅行記1_2 中国国内の移動手段
さて、少し間が空いてしまいましたが旅行記の続きです。
(一回目はこちら)
kangaeru-chimpanzee.hatenablog.com
とは言っても今回の内容のメインは中国国内都市間の移動についてです(都市内の交通手段に関してはまた別の機会に書くつもりです)。日本だと観光客は新幹線や飛行機、バスを利用することが多いでしょうか。これは基本的には中国でも同じです。その中で僕が利用したことがあるのが飛行機と鉄道なので今回は経験を踏まえてレビューしたいと思います。
1. 飛行機
日本と大きく違うのは、身分証が必須ということです。外国人ならパスポートですし、中国在住の人でも身分証を持っていないと乗れません。日本だと国内線のフライトに乗るときはチケットだけで大丈夫ですよね。でも中国は違って長距離移動の際には(だいたいどの手段を使っても)身分証が必要です。
もう一つ僕が感じる日本との違いが。それは「遅延の多さ」です…路線が多過ぎるのが原因なのか、天候の問題なのか、そもそも搭乗時刻から遅れるんですよね…
僕は中国国内線に今まで3回(北京→成都、広州→上海、合肥→深圳)乗っていますが、搭乗時間の遅延がそれぞれ(2時間、1時間、20分)でした。先の予定には余裕を持っておかないといけませんね…でも遅れを取り戻そうとしているのか、到着時に遅れ具合は少し改善してることが多いです…笑
例えば先日広州から乗った時。搭乗時刻は15:45でした。14時半過ぎに空港に着いた僕は焦って搭乗手続きを済ませ、搭乗口付近へ。ベンチに座ってしばし待ちます。さて、登場予定時刻まであと15分、という時に外を見ると…
窓の外に飛行機がいない!!
嫌な予感…でもモニターには何も出ていません。これも含めてあるあるかもしれません。乗客には直前まで知らされず(もちろん知らされる場合もあると思いますが)…
でも飛行機はその後すぐにやってきました。前の乗客が降りて清掃とかあるからもう少しかかるよなぁと思っていた時に放送が。
「上海行きの〇〇便は機材故障のため30分搭乗が遅れます」
??
それって到着が遅れた原因?それとも今故障したの??ていうか30分で間に合うの?
謎は深まるばかりです。でも詮索してはいけません。原因は何であれ僕が待つしかないことだけは確かです(知りたい&それ相応の中国語力がある人はぜひ聞いてみましょう)。
その後無事飛行機に乗ることができました。フライトはすこぶる順調。国内線ですが中国では機内食が出ます。これは嬉しい。
国内線とはいえ、機材と路線によっては結構充実しています。さすが中国は国土が広くて、例えば広州~上海でも2時間以上あります。北京~成都で乗った時には映画も観れました。ただ国際線と違ってアルコールは(エコノミーでは)出なかった記憶があります。
ということで、中国国内の飛行機移動についてまとめると
<良い点>
・早い
・快適
<困る点>
・遅延などにより到着時間が読めない
・鉄道よりも高い(LCCは結構安いものも)
という感じです。
2. 新幹線
中国で地上を走る鉄道はいくつかのタイプに分けることができます。新幹線的な位置付けが高铁と动车、あとは寝台列車の快车などです(寝台列車については、面白かったので別にまた書きます)。日本だと山手線とか京王線とか、近距離の移動で鉄道を使うことが多いですよね。でも僕が知る限り中国では鉄道は都市内というより都市間交通です。駅間の距離も長く、各都市に主要駅が数個ずつしかありません。市内の移動はバスとか地下鉄を使ってね、ということでしょう。
というわけで乗るのもそう簡単ではありません。日本の新幹線より大変です。まず駅の構造の話をすると、特にターミナル駅はかなり大きいです。空港並みの大きさ(と外観)です。そして駅に入っても線路は見えません。待合室が広がっており、列車が到着したタイミングで改札が開くのです。
そして、利用する際の話ですが、身分証が必須、これは飛行機と同じです。たとえ15分しか乗らないとしても必ず要ります、というより持ってないと駅構内には入れません…駅に入る時に荷物チェック(これは地下鉄でもありますが)と身分証の確認があります。
もう一つ日本と違うのは、決められた電車にしか乗れないということ。来た列車に乗る、というわけにはいかなくて、何番のどこ行きに、としっかり決められています。違う電車に乗りたくても改札を通れません。移動管理社会、という感じがしますね…!
車両は日本とも似ていますし(日本とかドイツの技術も用いられているとのこと)、車内も揺れもなく静かで快適です。座席は3つくらいクラスがあるそうです。日本の普通席、グリーン車、グランクラス的な感じです。
飛行機より時間はかかります(北京上海が5時間程度)が、特に近距離の移動に便利なのでぜひ試してみてください。
切符の買い方(観光客はちょっと注意が必要です)や車内のことについてはこちらの記事が参考になるのでぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。