中国茶体験@東大の学園祭
今回は中国語ではなく中国茶についてです。先日、東京大学の学園祭に行ったときに中国茶同好会という団体が出店していたのでお邪魔しました。ただ単にお茶が出てくるのではなく、同好会の方が中国茶についての解説を交えつつ目の前で淹れてくれました。記事に出てくる中国茶の知識は同好会の方に聞いたことがメインです笑。
一口に中国茶といっても、茶葉の発酵度合によって大きく6種類の分類があるそうです。「緑、白、黄、青、紅、黒」の6種類で、緑が一番発酵度が低く、黒は完成した茶葉に更に微生物をつけて発酵を進めたものです。紅茶、緑茶以外に青や白もあるとは知りませんでした。
中国茶同好会では黒茶の一つ普洱茶(プーアール茶)を淹れていただきました。プーアール茶自体は飲んだことはありますが、黒茶だったんですね。中国茶の専門店の茶葉を使っているそうで、非常に香りが強かったです。
淹れ方としては1煎目で雑味をとり、茶葉を開かせます。この時出た分は飲みません。その後、2煎目から飲みます。同じ茶葉で6,7煎目であっても香りが残っていておいしく飲めました。1,2煎目を飲む日本茶との違いですね。解説付きで本格的な中国茶が飲めて、300円は良いですね。
中国茶同好会の方へインタビュー
中国茶も非常に興味が湧きましたが、それ以上に中国茶同好会にも惹きつけられました。ありがたいことにインタビューの機会をいただいたので記事にします。
こちらの中国茶同好会、なんとこの9月にできたばかりだそうです。北京大学に留学していた方を中心に中国茶に興味のあるメンバーが集まり、みんなで共同で茶葉や茶器を仕入れて飲めるようなサークルを作りたいねというのが設立の経緯。すでに50人以上のメンバーが所属しています。
また、日中交流系のサークルが東大に少なく、日本人学生と留学生が一緒に活動を企画したり交流できる場がほしいというのも、もう一つの理由だそうです。最近は中国からの留学生もどんどん増えていますし、交流できる場があることはどちらにとっても嬉しいことなのではないでしょうか。中国語を学ぶ人が増えているのかなと勝手に喜んでいます。
今後どのようなサークルにしていきたいかも話していただきました。中国の茶商や大学生、日中文化交流事業に携わっている人々との関係を生かして、中国の茶農を訪問したり、中国の大学との合同茶会を考えているそうです。そして、留学生のメンバーをもっと増やし、協力して活動を創出する体制を強めたいとも。もちろん、"本業”の中国茶に関する活動も本格的で、中国政府公認の資格を持った中国茶のプロの先生がゲストの時もあるそうです。一体どこでそんな人脈が生まれるのでしょうか笑。
また、琵琶や筝の経験者も所属していたりと文化体験活動も考えているそうです。「中国語」に限定せず、色々な中国文化に接することができるのは魅力的ですね。中国茶同好会に興味を持った方はFacebookやTwitterものぞいてみてください。
Facebook:https://www.facebook.com/utzhongguocha
Twitter:東京大学中国茶同好会 (@utzhongguocha) | Twitter
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。