チンパンジーの知恵袋

中国語を学ぶチンパンジーが面白いと感じたことを綴ります

中国旅行記1 香港から陸路で中国へ

 今回は勉強は一休み、実際に中国に行って中国語を使ってきたよという話です。今年の秋に中国に旅行したので、備忘録がてらに綴ります。主に安徽省を回ってきました。

 最大の目的は黄山に登ること。「黄山を見ずして山を語るなかれ」(五岳归来不看山,黄山归来不看岳)と言われる名峰ということなので、この機会にぜひ自分の目で見ておきたいと思ったのです。

 

 旅のスタートは香港…というのも、別の目的地(タイ)とフライトの値段の関係で、今回は中国に入国するのは陸路です!人生初、陸路での国境越え。

 紅磡駅から広州まで直通の列車もあるようですが、高そうだったので普通の鉄道でまずは羅湖駅まで。電車を降りるとイミグレーションはこちら、という看板が。というよりほぼ全員国境を越えるので人の流れに従って進みます。するといわゆる出入国の設備が見えてきました。

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visitorsの方に進んで出国手続きです。係員がしきりに自動化ゲートの方に誘導してきますが、試したところダメでした(入国時に登録が必要っぽい&誰でも登録できるわけでもない)。ということで有人窓口へ。

 続いて中国に入国です。入国スタンプには「罗湖」、空港以外の場所が書かれているのは個人的には珍しい体験。そして建物を出るとそこは深圳!

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雰囲気の違いを感じます。香港は縦長なビル、マンションが多いですが、中国本土は立派そうな造りのデカい建物が多いイメージ(ビルも十分多いです)。

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 ちなみに入国所の出口には客引き(タクシーとか)が多いのでご注意。駅まで乗せてくから!って行ってるけど駅って徒歩5分の距離ですよ、、、

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(ちょっと入口を迷ったけど)駅。やっぱりデカい。ちなみに駅に行く途中で通ったエスカレータは止まってました(みんな平気でその上を歩いてた)…しかも、地下通路があったんですが、階段と申し訳程度の坂道。バリア"フリー"て言ったら怒られそうなこの傾斜、、

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ここってスーツケース持ってる人も多いのになぁ…ここで少し香港との違いを感じたのでした。

 気を取り直して深圳駅。広州に行くので切符を買わなくればいけません。深圳、広州間は“广深线”という路線らしく、非常に本数も多いです。しかも、外国人でも切符を自動券売機で買えます!他の長距離鉄道だと窓口に並ぶかアプリで取ってもらうくらいしかできないのですごく便利です。

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日時を入れて、黒いところでパスポートをスキャンします(ここが中国らしい)。そしたら切符が無事発行!お馴染みの安全検査を受けたら待合室でしばし待ちます。こういう鉄道に関しては指定の電車にしか乗れない中国。管理社会ここにあり、という感じですね…

 乗車してからはスムーズ。走行中も静かです。一時間少しで広州に到着。ここから上海に飛ぶので空港に向かうのですが、それまでちょっと時間があるので昼ご飯を食べることにします。少し見る時間があったらいいなぁという期待も込め、有名観光地の陳氏書院に向かいます。地下鉄で行けるのですが、人が多い…日曜の昼間、広州人もお出かけです。若者が多い。

 

 降りたはいいが、9月の頭、日本より南ですし普通に暑い。重いスーツケースを持ってる僕にはこたえます。しかも中国の歩道は凸凹が多くスーツケース移動には向いてない…さらにこの時の僕は所持金(元)が80元ほど。銀行は日曜はあんまり空いてなさそうなので、予想外の出費があると本当に路頭に迷う。これだけは避けなければいけません。とは言いながらもまずランチ場所を見つけなければいけません。うろうろ。

 と、現地人が入っている&そこまで汚くない(中国水準で)店を発見。しかもランチセットあり。メニューは、、

肠粉&粥!

即決。発音わかんないけどフィーリングで頼んで払って(所持金が50元を切る、破綻に一歩近づく)待つこと5分。

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肠粉、日本だとなかなかないですけど日本人が大好きな味です。モチっとした皮に具がたくさん入っていて。広東省とか香港とかの名物ですね。お粥も具がいろいろ入ってて美味。湯葉とか油条とかやっぱり本場はいいですね。

 

  食べ終わるといい時間だったので、結局観光はせずに空港へ。地下鉄が意外と時間かかるのでヒヤヒヤしながらもなんとか空港に着きました。さて、無事に飛行機には乗れるのでしょうか…?第二回に続く。

 

<旅行で意外と役立つ中国語>

我想寄存行李。(Wǒ xiǎng jìcún xíngli) (荷物を預けたいんです。)

重い荷物を持って観光するのは(特に中国では)大変ですから。

 

打包带走!(Dǎbāo dàizòu!)(持ち帰りでお願いします!)

持ち帰ってでも食べたいものがたくさんあります。

 

そして

不要 (Búyào)(いらない)。

いらないものははっきりと断りましょう。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。